海外の料理や食材を積極的に取り入れ、消化・応用していくことが中華料理の特徴である。麻婆豆腐の唐辛子や、青椒肉絲のピーマンなどは中華料理に欠かせない食材となっているが、中国に伝わったのは16世紀以降と、歴史的な背景からすればつい最近導入された食材にすぎない。また、広東料理には欠かせないオイスターソースは19世紀末に開発され20世紀に入ってから普及したものである。現在の中華料理で頻用される炒め物の技法は、北宋の時代に炉やかまどでふいごなどによって強い火力を用いることが可能となり、それが磁器の製作のほか料理にも利用されたことによるもので、以後南宋から元代にかけて普及した。しかし、古代の中国料理は現在とはかなり異なっていた。煮込み・直火焼き・羹(あつもの)が多く、今日ではすたれた膾(刺身のような生肉・生魚の料理)もよく食べられており、「羹に懲りて膾を吹く」「人口に膾炙(かいしゃ)する(「炙」は直火焼きの焼き肉)」など、古代中国由来のことわざ・慣用句にも窺うことができる。また、中華料理の手法も、海外の料理に大きな影響を与え、独自の発展を遂げる例も珍しくない。 大皿に盛られた料理を取り分けるスタイルから、フランス料理のように一人前づつ盛った料理をコース順に出し、素材や料理法も現代的に洗練されたヌーベルシノワなどは進化の一例である。(ウィキペディアより)
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